大学院生の就職活動
大学院生(特に文系大学院生)の修了後の進路は学部学生に比べてバリエーションが少し少ないです。というより、そうならざるを得ない風潮が過去にありました。
理系大学院生は
・公務員(教員含む)
・民間企業の理系研究職
・文系総合職への転換
・博士課程への進学 が主ですが、文系大学院生に関しては殆どが博士課程進学(特にこの傾向は人文学系の大学院生に多いような気がします)となり、残りは公務員たまに民間企業への就職というような気がします。
私は文理どちらにも属さない専攻で、悪く言えば非常にわかりづらい、理解されづらい分野を研究しています。この点に関していえば新卒就職市場でのスタンスというのは文系大学院生に近いかもしれません。
ですので、私の記事は理系技術職、研究職に就きたい、または推薦で就職を予定しているという理系院生には参考にならないかもしれません。
基本的には文系大学院生、文理に属さないリベラルアーツ系、文系総合職または専門職への就職を考えている理系院生の方々を対象に想定して書きます。
現在でこそ大学院生向けの就職活動ガイダンスのような主旨でのブログが増えており、実情が何となく把握できていますが、つい最近まで大学院生の就職活動に対するマイナスイメージが先行することを助長するネガティブキャンペーンの様な記事、ブログ、掲示板での書き込みなどが目立っていました。恐らくこの風潮は現在でもマジョリティを形成しているでしょう。
結論から言いますと、こういったネガティブイメージが世論を本当に形成していると信じない方が良いでしょう、むしろ、無視してください。
こういった主旨の記事を書く上ですので、私の就職活動の成果を記しておきます。
・都内のリベラルアーツ系大学院生、男性
内定5社
大手金融3社(生保、メガバンク)、大手メーカー2社
普通に就活できますし、やり方次第で結果も出せますのであまり気張らないでください。ここでのやり方というのは、大学院生ならではの取組みという意味ではなく、学部卒での就職活動と何ら変わりはありません。
ただ、大学院生という立場上の前提を見逃している事、世間の風潮を加味せずに学部生と同じことをしていることで残念な結果になってしまう学生もいますので、それらの点に関して書こうかと思っています。
他に何かリクエストありましたらコメントにどうぞ。
maxpower
サブカルチャーの「サブ」って何?
最近よく耳にします。
「あの子の彼氏サブカルバンドにいそうだよね〜〜」
「あいつマッシュルームカットにしてサブカルっぽさが増したよな」
サブカルって何なんでしょうか?
日本におけるサブカルチャーの定義は非常に曖昧だと思います。そして低俗だと考えられがち。ではメインストリームのカルチャーになりきれないのかというとそうでもない。
恐らくサブカルチャーとして認識されているのはバンド、アニメ、コスプレ、ファッション(古着など)なんかでしょうか?他にあれば教えてくださいね。
特に容姿に関するコメントで出てくるサブカルっぽさというのはおそらく近年の日本のロックバンド、所謂JROCKの方々のファッションのことを指すように思います。
これらの文化のことをサブカルチャーと命名するのは良いとして、そこに意義がないような捉え方はしてはいけないかなと思う近頃です。
ここにおけるサブカルチャーの「サブ」とはあくまで分類のことで、これは例えば日舞や能楽など古典的伝統文化との対比上の区別の事であり、真面目に話すのが恥ずかしいような趣味の枠組みを出ないものをサブカルと指すのではないのではと。
一度は考えた事ないでしょうか、
「こんなくだらない出来事も200年くらいしたら歴史の教科書に載るのかなぁ?」
とか。
私は何度も考えたことがあります。
きっと、かつての伝統芸能だって、あくまでエンターテインメントであって娯楽の域を出なかった。それが時間が経ち、後継者が少なくなって、文書化され歴史化されることでいつのまにか高尚なものへとグレードアップしていく、その過程が途方も長い時間だから私達は気付くことができない。
今の日本を象徴する文化の一端はアニメで、これはまぎれもない事実だと思います。これを低俗だと思うかどうか、日本でのゴスロリファッションや下北系のゆるーいロックバンドが無価値で刹那的で局所的な文化だと思うか、というのは生きている人々の感覚であって、これに価値を見出す人が歴史化することで、後世の人々が価値を感じるのかなと。
となると、Twitterでバズった記事なんかも教科書に写真が載ったりして。
Maxpower