サブカルチャーの「サブ」って何?


最近よく耳にします。


「あの子の彼氏サブカルバンドにいそうだよね〜〜」


「あいつマッシュルームカットにしてサブカルっぽさが増したよな」


サブカルって何なんでしょうか?

日本におけるサブカルチャーの定義は非常に曖昧だと思います。そして低俗だと考えられがち。ではメインストリームのカルチャーになりきれないのかというとそうでもない。


恐らくサブカルチャーとして認識されているのはバンド、アニメ、コスプレ、ファッション(古着など)なんかでしょうか?他にあれば教えてくださいね。


特に容姿に関するコメントで出てくるサブカルっぽさというのはおそらく近年の日本のロックバンド、所謂JROCKの方々のファッションのことを指すように思います。


これらの文化のことをサブカルチャーと命名するのは良いとして、そこに意義がないような捉え方はしてはいけないかなと思う近頃です。


ここにおけるサブカルチャーの「サブ」とはあくまで分類のことで、これは例えば日舞能楽など古典的伝統文化との対比上の区別の事であり、真面目に話すのが恥ずかしいような趣味の枠組みを出ないものをサブカルと指すのではないのではと。


一度は考えた事ないでしょうか、

「こんなくだらない出来事も200年くらいしたら歴史の教科書に載るのかなぁ?」

とか。

私は何度も考えたことがあります。


きっと、かつての伝統芸能だって、あくまでエンターテインメントであって娯楽の域を出なかった。それが時間が経ち、後継者が少なくなって、文書化され歴史化されることでいつのまにか高尚なものへとグレードアップしていく、その過程が途方も長い時間だから私達は気付くことができない。


今の日本を象徴する文化の一端はアニメで、これはまぎれもない事実だと思います。これを低俗だと思うかどうか、日本でのゴスロリファッションや下北系のゆるーいロックバンドが無価値で刹那的で局所的な文化だと思うか、というのは生きている人々の感覚であって、これに価値を見出す人が歴史化することで、後世の人々が価値を感じるのかなと。


となると、Twitterでバズった記事なんかも教科書に写真が載ったりして。



Maxpower